政府が宣言した「2050 年カーボンニュートラル」の実現に向け、天理市および天理市に本社を持つ株式会社コープエナジーなら(以下、コープエナジーなら)、カジノン株式会社(本社:岡山県岡山市)が共同し、公共施設における PPA のモデル事業として、本事業に取り組みました。
本事業では、天理市立南中学校(以下、南中学校)の新棟屋上に太陽光発電設備を導入し、併せて地域避難所に指定されている南中学校体育館に蓄電池を導入。
災害時には、体育館に太陽光発電と蓄電池から電力を供給することで、簡易照明、携帯電話ならびにパソコンなど電子機器が使え、地域のレジリエンス、安心感の向上に貢献します。
また、平常時には、太陽光発電と蓄電池からの電力を南中学校でオンサイト(自家)消費することで、年間使用電力量の21.6%を再エネ電力で賄い、27.4t-CO2/年の温室効果ガスの削減を図ります。
本事業は、令和4年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業)を活用して実施しております。
【設備概要】
天理市立南中学校発電所
(設置者)株式会社コープエナジーなら
(住所)奈良県天理市兵庫町 336-2
(導入容量)モジュール:55.51kW、パワコン:34.65kW、蓄電池:5.0kWh